ついに・・・「どちらさん?」

こんばんは!


日常の中での 非日常的なジュン姉の入籍報告や 観光バス旅行
ブンタご夫妻の訪問・・・やっと 普通の生活に戻りました・・・・
といきたいところですが・・・(笑)そうも甘くはないッ!


実は ブンタさんが来る前の夜から 朝にかけて 母が 大暴走・・・
といっても 夜中に逃亡したわけでもないので ご安心ください。
この下の文章は その時 書いたのですが ちょっと あのタイミングでは
載せられなくて 保留していました。 


(2013.7.9 pm11:35)

はぁ〜(ため息)
また母が 11時を回った頃から 起き出し いくら 夜中だと言っても
・・・ご飯 食べると言って いきなり 炊飯釜を 直にガスにかけたり・・・
「なんで?ご飯 炊くの?」と聞いたら 
「アンタのお母さんが 仕事から 帰ってくるから」って・・・
はぁーーーーっ!
何 言ってるの!
アンタのお母さんって!
「じゃあ アンタは誰?私の親じゃないの?」
「アンタが言うなら そういうことに しておくけど・・・」
きっつ・・・!


はぁ〜
ついに ここまで きたんだ・・・
”アンタのお母さんが 夜中に 仕事から帰ってくる・・・”か・・・


今も
「何時ごろ アンタのお母さん来るのかな〜」って・・・
初めての展開に 衝撃で返す言葉が 見つかりません。
ちなみに 今 0時06分・・・
この後 ”ご飯 食べよう”と言い続けているので 
1時頃 ご飯を用意してあげました。


今日 母の薬の事で 病院へ行ってきて 医師と話しました。
「夜中に 寝ないと言う 昼夜逆転なら そろそろ 施設を考える時期だね」
と言われました。でも まだ 私のことが わかる以上は それは
まだ 考えられない・・・と 話しました。


でも・・・
今も ”アンタのお母さんが 帰ってくる・・・”と言っています。
何度 今 夜中だから・・・と言っても セーターを3枚 着込み 
電気をつけて 行動しています。せつないですねぇ・・・


昼間は 「仕事で 寝不足になるから 寝たほうがいいよ」なんて
言っていたのに 今は まるで 別人です・・・
私が誰だか わからない・・・?
自分の娘である事 わからない・・・?
きっついなぁ・・・今日が 一番 恐れていたその日になるとは
思いもよりませんでした。
もう少し 先かと思っていたので・・・


午前1時・・・私は寝ます。
しかし 隣の部屋で 電気を煌々と点け 台所で仕事が始まりました。
ガタガタ ゴトゴト・・・カシャカシャ・・・
その辺を 掃除をしているようです。
隣の襖を閉め 灯りが漏れないようにしますが 眠れそうにありません。
枕元にあったCDデッキに ヘッドホーンを着け 音量を上げて
外部の音をさえぎって 眠ろうとしましたが 気になって 眠れるものでは
ありません。


「夜中なんだし うるさいよー!寝てー!」と叫びます。
「ハイ すみません」 
ちょっと 15分くらい静かになりましたが 起き上がりこぼしのように
再び 仕事は始まります。
時間は 午前2時くらいだと思います。


こうなったら 強硬手段です。
母にも 眠ってもらわないとなりません。
母の部屋の電気を 電球をひねって 紐を引いても 点かないように
しました。そして 部屋にいる間に 台所の電気も スイッチでは
点かないようにしました。


さすがに 暗い中では 何も出来ないと思い 可哀想だけど
これで あきらめて寝てくれると思ったのです。
し、しかし、そう 甘くはなかったです。
独り言のように 『電気が点かないわ・・・電気が点かない・・・』
と言いながら ガサガサ・・・ガサガサ・・・
「ねぇ マッチ 知らない?この辺にあったと思うんだけど・・・」
と 私に話しかけます。
「もう 夜中だから 明るくなって 朝になってから やってよ!」
私は 完全に イライラしていますから 不機嫌に答えます。
それからも 色んな引き出しを開けて マッチ探しです。


ヤバいなぁ・・・電気より 危ない・・・
仏壇には マッチも ろうそくもあるし・・・
でも 今の母には 見つけることは出来なかったようです。


ウトウトしていた時 母の気配が・・・
1mくらいの距離の所に ぼんやり 母の顔が・・
改まった声で
「私 〇〇(自分の名前)なんだけど・・・・どちらさん?」
はぁ!!!!!
心臓が バクバクしました。
私に「どちらさん?」って聞いたんですよ!
ちょっと 待ってよーーーー!
「なんで 私に”どちらさん?”なんて聞くの〜!?
私が わからないのー!」
それには 答えず 
「玄関って どこにあるの?」
「向こうでしょ」
「ちょっと ここで 待たせてくれるかい?」
と言って 私のベッドの端に チョコンと腰を掛けました。


「そんな所に座ってないで 自分のベッドに行って 寝てよー!」
「そうだね・・・」
と言って 自分の部屋に行きました。
もう 頭の中 真っ白になりました。
私のことが わからない?
私に”どちらさん?”だなんて・・・
今 思い出しただけで 泣けてきます。
時計を見たら 午前3時8分でした。


その後も 4時〜5時の間だと思います。
ご飯を 炊こうとしているのでしょう。 炊飯器のフタを
何回も開けたり 閉めたりしています。
昨日の内に 炊飯釜を外して 翌日のために お米を用意して
おいたのですが セットしておくと 母がスイッチを入れてしまうので
台所の見えないところへ 隠しておいたのです。


いくら ご飯はあるから〜と言っても 
「(炊飯釜が)外れない」と言って 奮闘していました。
ガスが点かない 電気が点かない ご飯が炊けない。。。と
ずーっと 言い続けていましたが 悪いけど 眠ったフリをしていました。
いくら 言っても 聞く耳を持たないし・・・
私の方が 具合が悪くなりそうです。
とにかく 昨夜から 二人とも 眠っていませんから・・・


それでも 私は 眠ったんですね 7時ちょっと前でした。
母に ご飯を食べさせて・・・薬を飲ませ・・・
母は ボーっとした顔をしていましたが その後 ベッドに
横になっていました。
デイに行くまで 時間があったので 私もちょっと 横になって
待機です。でも ランちゃんの散歩にも行かなきゃ・・・
お昼の用意も しなきゃ・・・と 起きました。


母は またまた 裏返しや 前後反対や 5枚ものセーターを
着ていたので まず 脱がすところから 始めます。
ご飯 薬 着替えが済み 私は ランちゃんを外に出します。
戻ったら 母がテーブルに伏せて 寝ていました。
そりゃ〜 眠たいでしょうねぇ フル稼働ですから・・・夜勤か・・・?


連絡帳に 簡単に その旨を書き ヘルパーさんに ”昼間
寝るかもしれませんので・・・”と お願いして 送り出しました。
まだ 私の頭の中では
”アンタのおかあさんが 仕事から 帰ってくるから・・・”
”私 00だけど どちらさん?”と言う言葉が まわりまわっています。
来るべき時って これ?
いわゆる”今でしょ!”(?)


でも デイから 帰ってきた時は いつもの状態の母に 戻っていて
「私 誰だか わかる?」
「わかるよ。 なんで?」
と聞かれたので 簡単に 昨日の事 話しました。
全然 覚えていないそうです。
確かに 一時的だと思いますが これから あの状態が 何度も
出てくるのだと思います。ついに 私が誰だか わからなくなると言う
階段を一歩 登ったのですね。やりきれない思いでいっぱいです。


不思議と 昨日と 今日(今のところ)トイレには起きてきますが
起きだしてはきていません。昨日は 朝まで 寝てくれました。
さすがに 二日連続は 命縮めますよね。


ジュン姉に メールをしたら
”限界になってからじゃ遅いんだから できれば 今の内に
次を考えて 動いた方がいいと思うよ・・・”って。
うん そうなんだよね。
睡眠 食事 排泄・・・このひとつでも 問題が起きれば
専門職に任せた方がいいと・・・


ジュン姉曰く 
認知症は 素人の家族が対応できる問題ではないと思うよ。
よほど 勉強をした人か 専門職の仕事だと思うから・・・」


そうだと思うけどねぇ〜
なかなか その踏ん切りがつかない私です。
果たして 母が 望むか・・・?
認知症の人の意思を 尊重しても 今は 幼児と同じくらいの
判断力しかないのに その言葉に責任を負わすのは 違うんじゃない
それは 周りにいる人が いいと判断したら それがいいんじゃないの」
と ジュン姉。


しばし 悩みながら 考えたいと思います。
きっと これから 私の歩いている道を 通る人がたくさんいると
思いますので 記録も含め 赤裸々に 書き留めました。


これで 一昨日の事は 終わりですが 写真がないと寂しいので
ランちゃんの写真 載せます!





では 明日こそ 元気に 生きましょう!

そうそう 明日は 仕事ですが Mちゃんと二人で 誕生祝いです。
ロイヤルホストで(家から近いので)美味しいもの 食べてきます。
(お母さんが 〇〇さんの方が 美味しいよ)って
お母さん ありがとう! お母さん 大好きです!(笑)
たまに Rちゃんと二人で のんびりしてね〜
Rちゃんに気づかれず 行くのって 多分 難儀するかも・・・
なんでも わかるからねぇ Rちゃん・・・
その時は 4人で・・・(笑)


お帰りに ポチッとおひとつ いかがでしょうか!(笑)

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