母の 初めての ショートステイ!

こんばんは!


昨日は 夏を思わせるような お天気だったのですが
今日は 一転して 嵐のような風に見まわれました。
ちょうど その時 手話サークルでの 学習会が終わり
外に出た瞬間 信じられなくらいの強風に 吹き飛ばされるかと
思いました。まぁ 私には しっかり 重りがついていますから 
多少のふらつきはあって そこはしっかり ドスコイなので 
無事でした。母なら 絶対 飛んでいって 戻って来れないかもしれませんね。



そうそう その母なのですが 先日(24日〜25日)初めての
ショートステイで 施設に 宿泊しました。
7月の集いの時 滝川に2泊の予定でいましたので 母も 施設に
ショーステイを 申し込んでいたのです。
その日に先駆けて いきなりの2泊3日は 本人も 施設側も 何が起こるか
予測がつかない事もあり テストの意味も含め 1泊する事になりました。


しかし 自分の家以外に 泊まる事など ほとんどありませんし
その意味さえ わかるのかどうか・・・
その日は 1月前には わかっていたのですが 話したのは 2日前です。
認知症になってから ひとつの事が 気になると ずっと その事が
頭から離れず 一日 何回も 何回も繰り返すのです。


本人は 何回繰り返しても 覚えていませんから その時が 初めて
なのです。それは 一緒にいる家族にとっては とても きつい事です。
その期間が 長ければ長いほど 本人は その事を気に病まなければ
なりません。だから 2日前まで 話していませんでした。


日曜日の夜 いよいよ 母に告げます。
うそは言いません。本当の事を言います。
7月に 家を空ける事。その時のために 練習を兼ねて 泊まってみる事
火曜日に泊まって 水曜日に帰って来る事・・・など 簡単に説明します。
特に それについて 「あ〜 そうなの・・・」と言う感じだったので
思っていた以上に すんなり 受け入れたと思いました。



そして 前日の夜。
「これに いれるからね」と バッグに 荷物を入れ それぞれに
名前を入れます。「一泊だから・・・そんなに 荷物もいらないよね」
と 本人も言っていました。
お風呂も沸かし すぐ入って ご飯を食べて すぐ寝る用意もできました。


様子が ちょっとおかしいな・・・と 感じたのは 4時半頃でしょうか。
すぐ 「お風呂には入れるよ」と言っても 椅子に座ったまま 動かないのです。
なんか ボーっとしています。
「どうしたの? お風呂は入れるよ」
「・・・・なんか 具合が悪いわ・・・」
「ええ? どうしたの?」
「風邪 引いてるから お風呂 入らないわ・・・」
「え?風邪 引いているの?」(いつからなん?知らないんだけど・・・)

「うん なんだか 具合が悪くて・・・」
「そうなの? じゃ これ 熱 計ってみて」
と 体温計を渡します。


「ちょっと!なんで 勝手にはずすの?3分くらい 計らないとだめなの」
もう一度 計り直しです。
ピピピ!
36,2度 平熱です。
実際 熱があったら どうしようと思っていたので 良かったです。


「ご飯も いらないわ・・・食べたくないもの」
「お風呂はいいから ご飯は 食べた方がいいよ」
「いや・・・なんか 食べられないから・・・」

と聞きつつも 私は ご飯をおかゆっぽい 雑炊にします。


「とりあえず これだけでも食べて 寝なさい。
薬も 飲まなきゃならないし・・・」と言って 用意し 薬をだします。
なんだかんだ言っても 食べています。










食器を洗っていると 母が来て
「どこか行って 泊まるって それは 私じゃないんじゃないの?」
「え? どういう意味?」
「明日 泊まるのは 私じゃなくて アンタなんじゃないの?」
「何を言ってるの? 私が出かけて 家にいないから 母さんが
いつも行っている所に 泊めてもらう と言う事を お願いしたんだよ
もう ちゃんと 向こうでも 準備してあるから 何も 心配いらないんだよ」



「そうなの・・・?」と言いながら 大きくため息をついています。
不安なんでしょうね。ここで もし 明日 行かない・・・と言って
泣き出したら どうしよう・・・と 考えましたね・・・
”そんなにイヤなら 止めるかい?”と 言いそうにもなりましたが
ここは やはり 乗り越えなきゃならないと思いました。
いつ何時 私に何が起こるか わかりません。
そう思うと 色んな対策案を考えて いつでも 助けてもらえるように
しておかなければなれいません。そのためにも 私以外のところでも
生活する経験が 必要と思うのです。



とりあえず 何度も 大きくため息をつきながら 布団に入りました。
気にしているせいか いつも 聞こえる寝息やイビキが 聞こえません。
・・・まぁ 生きているとは思いますが・・・熟睡?
眠れないと 何度もトイレに起きてきますが 一度も起きてきません。
多分(?)眠っていると 思うのです。




朝です。
また 行かないって 言い出すのかな・・・
知らない振りして いつもと同じように 出しちゃおうかな・・・
相変わらず 朝早くから ワサワサと 部屋の中を 歩いています。
昨日の事は 覚えていないんだろうな・・・とウトウトしていたら
「今日 持って行くのに これでいいかい?」
と 手に ブラシを持っています。
あ・・・覚えているんだ・・・
吹っ切れた様子なので もう一度 バッグの中を 確認して 説明します。
「そんな・・・一日だけなんだから…荷物いらないしょ」
と 言っているのは 母 です。




(暇つぶしに 本を買ってきました)



まだ 時間があるので ランちゃんの散歩に行きます。
火曜日なので ボランティアに行く時間も 迫っています。
急いで ランちゃんの散歩を終え 部屋に入ると・・・
”あれ・・・? 母が居ない?”
まさか・・です。
確かに 部屋の中にはいません。じっくり 見てみます。
荷物はあります。コートもあります。
しかし 靴がありません。セーターのまま 外に出たと言う事になります。


そろそろ 迎えに来る時間だと言うのに・・・1人で 下に降りた?
急いで 私も 捜しに出ようとすると 人声が・・・
母です。迎えに来たヘルパーさんに連れられて 上がってきました。
私の姿が見えなくなったので 捜しに出た と言うのです。
「ランちゃんの散歩に行ってくるから〜」 と言ったはずなのに
「何も言わないで 急に いなくなるんだもの・・・」
”はぁあ????”と言う思いを 抑えて とりあえず ヘルパーさんに
託します。よろしくお願いします!



フウ〜
私にとっても 母がいないと言う事は 6年ぶりでしょうか・・・
ここで 翌日 観光バスに乗って 海鮮丼へと 繫がっていくんですよ。
朝 9時半 札幌駅に行くためには 8時半過ぎには 家を出なければ
ならないのですが 母を一人にして 先に家を出るわけには行かないので
本当に この日しかなかったんですよ。
おかげで 晴天に恵まれ とてもいい日でした。



あっと言う間の 1泊2日でした。
まぁ 翌日 帰ってきますからね。はや〜!
4時半頃 帰って来ました。
ヘルパーさんに お礼を言って ランちゃんに
「ジュンちゃん、ただいま!」と 挨拶して・・・
ベッドに 横になっていました。疲れたんでしょうね きっと。


すぐご飯食べられるようにして
「ご飯 食べたら すぐ 寝たほうがいいよ 疲れたんでしょ」
「いやぁ そうでもないけど・・・」
「それで どうだった?」
「何が?」
「何が?って・・・あんた 昨日 泊まったでしょ?」
「誰が? 私が? 泊まったの?」
「ええ〜〜〜??? 全然 覚えていないの?」
「・・・・」
「昨日 〇花実に行って 泊まってきたでしょ?
だから 荷物とか 用意して・・・
パジャマとか・・雑誌とか 持って行ったでしょ?」
「・・・・なぁんにも 覚えていないわ・・・」
「・・・・覚えていない・・・・!」


本当に ショックを受けました。次の言葉が 見つかりません。
今でも 信じられません。
こんなに 普通の事ではない事があったのに それさえも 
覚えていないと言う現実・・・
きっついなぁ・・・この先 どうなっていくんだろう?



今日も 「昨日 泊まったところで 何をしたの?」
と聞いても やはり 覚えていませんでした。



こちらの方が 具合が悪くなりそうですよ。
こうして 少しずつ 進んでいくのですね・・・






まぁ 色々書きましたが 何はともあれ 初めてのお泊り体験も 
すみましたし これで 7月の集いの時の”お泊り”も 大丈夫でしょう!
ひとつひとつ その日に向けて 進めています。
その日を 楽しみに待っています。



今日も 長くなったので これで 終わりにします!
では ランちゃん ジュンちゃんで おやすみなさい!








これはジュンちゃんです!



ちょっとぉ!!!ジュンちゃん!!!
(すごい! 一回で 目が合った!)

「・・・なぁに?」

おしりーーー!! お・し・りーーーー!!





まぁ タオルは 洗えば いいっか・・
可愛い ジュンちゃんだものね







4月27日(朝)
快晴です!おはようございます。
いよいよ はなちゃん お家に帰れます!
どれだけ多くのみなさんが 胸をなでおろし ホッとしている事でしょうね。
良かった良かった! 日本に帰ってこれてからで 本当に良かった!
多くのみなさんに応援受けて 無事に生還!
きっと emihanaさんの 誠実な人柄が はなちゃんを救ったのですよ。
つくづく 目に見えるものだけが すべてではないと 感じました。
ジュンの時も そうでした。本当に多くの皆さんに支えられて
ジュンは 命を全うして 生き切りました。
自分自身 みなさんから 信じられないくらいのパワーを 頂きました。
だから emihanaさんの気持ちがとてもよくわかります。
はなちゃん 病気と上手に 付き合いながら 長生きしようね。
みんなに 支えられているから ちょっとそっとでは・・・まだまだ。
元気な笑顔 見せてね。楽しみです!



ついでに(笑)
母が 何か 言っています。
「私 何持って行くんだったかい?」
「ウン? 何が?」
「私 どこかに行って 泊まるんじゃなかったかい?」
「それは 昨日 泊まって 帰ってきたから 終わったよ」
「あ〜 そうなの?」
「こないだは 練習だから 本番は7月だから〜」
「あ〜 そうなの?」


どうか その日まで 元気に お泊りができますように・・・


 



”「ジュンちゃんファミリーの集い」 in 札幌”
   7月21日(土)〜22日(日)
   あと 87日になりました。
   (ついに 3ヶ月 切りましたよ!)
   詳しくは 4月18日のブログを ご覧ください。






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