保温調理鍋の　はなし・・・ - ジュン母の「いつも　心はらんらんらん！」

こんばんは！

今日も　寒い冷え込んだ一日でした。
休みの日でしたが　Ｍちゃんの家訪問なので　さて　何にしよう？
そうだ！寒い日は　温かいものに・・・ポトフにします！
この間　八百屋さんで　カブを買ったんだよね。
人参もあるし・・・セロリも１袋買ったら　八百屋のおじさん
「最後だから　もうひとつ　持って行って！」って　もらっちゃいました。

あとは　野菜野菜・・・冷蔵庫に　キャベツあるし　あ　ウインナーも。
肉系は　鶏手羽元があるし・・・これだけあれば　何とか　形になる
でしょう！

午後から　ゆっくり　準備を始めます。
野菜の皮は　剥かない・・・人参だし　カブだし・・・
保温調理鍋なるものがありまして　これは　一度沸騰して　様子を見て
ふたをしたまま　魔法瓶構造の保温器の中へ　寝かせます。
すると　大体９０℃をキープして　中のものに　ゆっくり　熱を加えて
くれます。エコにもなりますし　なかなかの優れものです。

この保温調理鍋に　ちょっと　思い出があります。
実は　この鍋　ホテルに勤めている時　そこの社長のお母さんに
頂いたのですが・・・
ちょうど　そのホテルが　閉館する事になり　色々　片づけをしていた
時　地下にいっぱい　お宝的なものが　眠っていました。
その時　この鍋を見つけた訳です。

社長のお母さんに　新品の鍋を指して
「これは　何ですか？」
と尋ねたところ　あまり　よくわかっていなくて　
「誰かにもらったけど　誰かも　思い出さないし　よかったら
あなたに　あげるわ」
と言われ　喜んで頂いてきました。
家に帰って　説明書を読んでみると　とても　いい鍋だとわかり
本当に　嬉しかったものです。

後日　社長のお母さんと　お友達のＫさんが　お茶を飲んでいました。
Ｋさんは　歳は当時６０代後半でしょうか。
やさしくて　のんびりしていて　穏やかで　ちょっと　お茶目で　いつも

社長のお母さんと一緒でした。（二人とも　未亡人）

忙しい時は　邪魔になるので（笑）退散していますが　朝　早い時など　
社長のお母さんを手伝って　ご飯食べて　お茶飲んで・・・
とても　楽しそうでした。私も　Ｋさんが　大好きでした。

二人とも　女子大からのお友達というので　あの年齢で短大英文科卒です

から　裕福なお嬢さんだったのだと思います。今も　元気なら　８０歳は

超えているかと　思われます。本当に　仲良しの二人でした。

そのＫさんと社長のお母さんが　厨房にいたので　お礼を言いつつ
Ｋさんに
「この間　こんないい鍋を　頂いたんですよ！」と　
自慢げに報告。
「あら〜　そう〜」と　
聞いていてくれるうち　何か　雰囲気が　おかしい・・・
「あ〜　それ・・・もしかして　私が・・・あげ・・・いやいや　
そんな鍋　たくさん　あるからね〜よかったねぇ　使える人が　
使った方がいいのよねぇ〜」って・・・

社長のお母さんと私　固まりましたねぇ
まさか　あげた人の目の前で・・・超ヤバ！
逃げようか思いましたよ（笑）
まぁ　大人の対応で　なんとか　その場は治まりましたが
一瞬　空気が　止まりましたよ。

あれから　９年が経ちました。
その保温調理器は　現在も　重宝して　使っています。
ただ一度　母が　その鍋を燃やした事がありまして　それもまた
”大変なこっちゃ！”でした。まだ　仕事をしていた時ですから
５〜６年前でしょうか？母が　９０歳頃だと思います。
プラスチックのような　ゴムのような底の部分を　直接　ガス台に
のせて　点火してしまったのです。

私が　仕事から戻ると　青ざめた母が　グッタリして待っていました。
炎が　換気扇の中まで　届くくらい　火が上がったそうです。
何も出来ず　その火が　消えるのを　ただ　ボーっと見ていたそうな。
鍋の底は　焼け落ち　熔けて固まり　ガス台の穴を塞いでしまい　
使えなくなってしまいました。
（その後　時間をかけて　直しましたよ　自分で・・・）

それでも　その保温調理鍋は　無事でした。
底のガードはなくなりましたが　十分　機能は発揮してくれます。
本当に　便利で　賢い　いい鍋です。自分では　なかなか買えません。
社長のお母さん　Ｋさん　ありがとうございました！終わり（笑）

その鍋で作った　ポトフですよ〜！